H28年4月 働いてますか
2016年4月14日
管理薬剤師 佐藤徹也

4月は進学、入学、入社シーズン、気持ちを新たに迎えた方も多いと思います。そういう節目ではないですが今日も出社、がんばって働きます。
世界は違いますが、働きアリに関する興味深い記事があったのでピックアップします。

働かない働きアリとは形容矛盾だが、アリの集団には常にそういう個体が2~3割存在するらしい。なぜか。彼らはむしろ集団に欠かせないのだという。北海道大准教授の長谷川英祐(えいすけ)さんらが先日、英科学誌に論文を発表した▼勤勉なアリだけの集団と怠け者の交じった集団をコンピューターを使った実験で比べると、後者の方が長く生き延びたという内容だ。皆が一斉に働く集団は、一斉に疲れて結局は誰も動けなくなる。卵の世話のような片時も手を離せない仕事もできなくなり、かくて集団は壊滅する▼一方、ふだんサボっているアリは、仲間が疲れて休むと代わりに働く。卵の世話をする。短期的には無用と見える個体が、長期的には実に有用なのだ。実際のアリの集団でも、怠け者のアリが同輩の仕事をカバーする様子が確認できたという (2月23日 朝日新聞天声人語より 途中まで抜粋)

なんというか集団で生きるいきものとしての共通性のようなものを感じました。
働くとは「はた(他)を楽にすること」と聞いたことがありますが、彼らにどうかと尋ねたならば、いずれのアリも「安心してください、働いてますよ」と言える存在なのでしょう。

read more下矢印
H28年1月 十年一昔
2016年1月28日
管理薬剤師 佐藤徹也

星井町薬局に勤務するようになって、10度目の年を迎えたことになります。薬局をご利用くださる方々や支えてくださる薬局内外の皆様にあらためて感謝致します。
十年一昔と言うように、この間に変わったことがたくさんありますが、個人的に5つをあげてみます。
●薬局の後方部分の増築(取り扱い医薬品の増加などに対応)
●薬歴が電子化(薬歴の一元管理の向上)
●調剤支援システムや調剤機器の新規導入(調剤の正確性向上、待ち時間の短縮)
その時々の嬉しかったり苦労したりした様子が頭に浮かんできます。
そしてそれらを使いこなす

●スタッフの拡充
現在14名が在籍しています。それぞれ違った得意分野を持ったスタッフが、連携して業務にあたっています。一同、皆さんの健康増進にお役にたてるよう変わらぬ努力を続けていきたいと思います。
最後に
●ブログデビュー
いつまで続くか不明なところもありますが、分野は問わずこれはと思ったこと、経験したことなど、気ままに情報を発信していきたいと思います。

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H27年7月 NEATのすすめ
2015年7月17日
管理薬剤師 佐藤徹也

運動の重要性は以前から指摘されていますが、私たちはどんどん体を動かさなくなってきており厚生労働省の調査では、1997年から2009年で、1日あたりの歩数が男性は8202歩から7243歩に、女性も7282歩から6431歩に減ったそうです。

自分はどうだったか。子供の頃は地域のスポーツ少年団のソフトボール、中学高校はバドミントンに打ち込んだので意識することもなく運動の習慣が身についていた。しかし特に会人になってからは仕事中心、冷や汗やら脂汗やら大人の汗?の流れる毎日に激変してコレステロール値も上がり気味。このままではいけないと、30歳をすぎてから地元の社会人クラブに入って週に1、2回はバドミントンでさわやかな汗も流すようになった。ところが持病の椎間板ヘルニアが徐々に悪化して、6年ほどで任意引退。その代りに週2回のウオーキングは何とか続けてきた。

しかしこういった運動をしないと健康になれないということではなく、日常生活を一生懸命することが運動と同じような効果があることがわかってきました。NEATと言われます。「Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)」の頭文字で、「日常の生活活動で消費されるエネルギー」をあらわします。日常生活を営むうえで必要な労働や家事に伴う活動で、買い物や洗濯、掃除、通勤で歩いたり肉体労働したりすることなども含まれます。

平たく言えば、立つ、歩くということでしょう。電話やテレビ視聴など、座ってやっていたことを立って行うなどこまめに動くちょっとした工夫です。これならいつでもトライできるので気楽にできそうです。小さな動きの積み重ねなので劇的な変化はありませんが、健康寿命を延ばすためにはとても大事なようです。
さて、どうしようか。自宅では新聞は夕食後にゴロンと横になって読むのが当たり前になっていたが、たまには立って読もう。電話が鳴れば自分が取ろう。職場では機敏な動きをすればNEATも増え仕事もはかどり一石二鳥、前向きにいこう。

 

read more下矢印
H27年4月 眠りについて
2015年4月24日
管理薬剤師 佐藤徹也

人生初のベッドにしてみました。
長らく腰痛持ちである自分にとって、毎日の寝床は布団、それもシンプルなせんべい布団タイプ(?)が常でした。思い返してみれば、やわらか敷布団でも無理なのに、ベッドのマットレスはなおさら、という凝り固まった発想しかなかったように思います。
それがちょっとした事情もあいまって、ベッドであれば毎日の布団の上げ下げの必要もないし楽な姿勢で寝起きができる、固いマットレスであれば腰にも大丈夫かも、どこかの寝具屋の広告にもあったフレーズではないが“人生の3分の1は睡眠”(この中身の真偽は後ほど)ではないか!よく考えるべきだ!との思いにかられ、怒涛の勢いでネットなどから情報収集、実際に家具屋さんでお目当てのマットレスにゴロンと横になり、あっという間にベッドとマットレスが届きました。
その結果は、寝心地もなかなか快適で恐れていた腰の調子も悪くない、目覚めも相変わらずで朝は弱い…、ほっとしています。とりあえずよかった。
それはさておき、良い眠りをえるうえで参考になる情報をいくつか挙げてみます。
・年をとるほど必要な睡眠時間は短くなる。25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間程度との研究も。加齢で基礎代謝が落ち省エネ体質に。
・寝室は寝ること以外やらない。
・若年世代は夜更かしを避け、熟年世代は寝床で過ごす時間を必要以上に長くしない。
・その日が眠れなくてもこだわらない。日によって差があるもの。
・日中はアクティブに。昼寝は午後2時までの20分以内で。うたた寝もできるだけ避ける。
・眠れない、日中の眠気が強いなど、困った場合は専門家に相談を。
詳しく知るには厚生労働省健康局の「健康づくりのための睡眠指針2014」などがよいでしょう。
よく寝てよく働くためにも、次は枕かな。

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